日本でも今年3月、想定外の問題が起きた。中国産カワハギ加工品として日本に輸入された食品のなかに、フグが混入していたのだ。中国の工場で3枚 におろされ、小判状で重ねた状態で輸入された。輸入した徳島県の会社シミズの社員に言わせると、「元の魚の形状がまったくわからない状態で、同じ白身だか ら、加工された後は私たちにも違いはわからない」。
税関の抜き取り検査の遺伝子分析で発覚したが、すでに流通しており、一部は消費された。今のところ厚労省に健康被害の報告はない。フグは加工され ても毒が消えないが、この加工品は筋肉部位を食べても大丈夫なシロサバフグとわかった。「だがこれは結果論でしかない」と、厚労省の当局者は言う。幸運 だっただけなのだ。
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