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弁護士になったばかりのころ、コピー取りばかりやらされたことがある。

私は「コピー取りをするために弁護士になったのではない!」と、不満が日に日に強くなっていった。

そんなとき、年輩のある経営者からこう言われた。「今、与えられた仕事で一番になれ。それが日本一の弁護士になる早道だよ」。

私はガンと殴られたような衝撃を受けた。そのとおりである。

なぜ私がコピーを取らされているのか、その理由があるはずだ。そのコピー取りの仕事における「ゴール」と「全体像」を考えなければいけなかったのだ。それによってコピーの取り方だって違ってくるはずだ。たかがコピー取りだと考えていた自分を恥じた。